めぞん一刻では、優柔不断な五代君は、何故か、女性にとてもモテる。後半のストーリーで、結構、いい味を出してくれているのが、JKの八神いぶきである。このキャラがとても面白い。
彼女の一方的な恋物語で、『めぞん一刻』は更に盛り上がるのである。
果たして、八神は、五代君にとっては、疫病神なのか?それとも、恋のキューピッドだったのか?
確か、「恋愛っていうものはできるうちに、せっせとしておいた方が良いかもしれない。大変かもしれないけど、そういう苦労をするだけの価値は十分にあるような気がする」とか何とか言ったのは、村上春樹である。
恋しくて – TEN SELECTED LOVE STORIES (中公文庫)
初心者の震えも、上級者の迷いも、「恋する心」に変わりはありません―村上春樹がセレクトして訳した海外作家のラブ・ストーリーに、本書のための自作の短編小説「恋するザムザ」を加えた全十編を収録。素朴な恋物語、屈折した恋愛…一粒一粒がこんなにもカラフル。とりどりの味わいを楽しむアンソロジー。★の数で作品のテイストを訳者が判定。恋愛甘苦度表示付き。
内容紹介
JKの片想いは、学校の友達との会話から、また、始まるのである。
五代君の子供をあやす姿に、ドキーンとくる八神じゃった!
八神の一方的な片想いにトラウマを感じている五代君。疫病神とまで思っている。
五代君の人の良さ・優しさを十分に利用する八神。
姑息な手を使って、五代君に家庭教師になってもらった八神。頭が回るのである。
JKは恋の経過報告をやはりしっかり同級生の友達に話すことで、さらに、盛り上がるのであった。
喋らないと、誰が観ても、可憐な女子高生なのであるが・・・・。
喋り出したら、止まらない。そして、その攻撃性の破壊力は結構凄いのである。これが、若さか恋煩いか、何なのか?
思い込みと救済と?
ム、ム、ム、愛とくるか!?
うっさいわねー。イイねぇー。
だが、だが、オトメチックなところもあるのである。当たり前か。
それはさておき、響子さんと同じく、春が似合う八神なのであった。恋には、春の風。
コメント