B級映画なのに、参った
またしても、B級映画なのに、かっこいいハードボイルド映画を発見。
*注釈:俺の言うところのB級映画の定義は低予算であることが一番の抽出条件なのである。そこを押さえてもらいたい。なので、かなりのビックは役者が出ていても、B級映画選定をするのであった。なんてね。
それどころか、出演者が凄い。
ジョン・トラボルタとモーガン・フリーマン。参ったね。
この2大スター以外の配役も凄い。驚き2。
『ハムナプトラ』の ブレンダン・フレイザー が悪徳医師で。
『X-MEN』シリーズ 『96時間』の ファムケ・ヤンセンや『ジョン・ウィック:チャプター2』のピーター・ストーメア 。
『ターミネーター2』で有名になった ロバート・パトリックが問題警察官。
そして、 トラボルタの娘であるエラ・ブルー・トラボルタまでも、出ているのだよ。
ポイズンローズの紹介
ポイズンローズのストーリー
元アメフトスター選手で凄腕の探偵カーソン・フィリップス(ジョン・トラボルタ)は、昔の恋人ジェイン(ファムケ・ヤンセン)から、彼女の娘ベッキー(エラ・ブルー・トラボルタ)を救ってほしいと頼まれる。
Amazonレビュー
夫を殺害した容疑を晴らしてほしいという依頼だった。しかし調査を開始したその日から、カーソンは何者かに命を狙われることになる。捜査の進展とともに、幾人かの死者が現れ、事件の中心に、ある犯罪組織の一味が浮かび上がる。
組織のボスは、テキサスを中心に数百万ドル級の獲物ばかりを狙う悪党ドク(モーガン・フリーマン)。そして、遂に出会った宿命の二人。
カーソンは危険を承知で最後の大仕事に打って出る。
ハードボイルド探偵映画としてレベル高いよ
下手なハードボイルド探偵小説やハードボイルド探偵映画より、よっぽど、クールで、ハードボイルドで、スタイリッシュ、だぜ。
何十年ぶりにかに、テキサスの故郷に戻った探偵カーソン(ジョン・トラボルタ)のセリフと態度が、本当に、ハードボイルド、だ。
背景となるテキサスの混沌とした夏の焼けた感じが、アメリカ的で、何とも言えない。
好きだね。この雰囲気。
アメリカとイタリアの合作映画というけど、ヒットも全くしていなくて、情報も本当に、少ないが、観れば、分かるな。この映画を製作した連中のレイモンド・チャンドラー愛というか、ハードボイルド小説好きなのが。
この映画を発見できた俺、誉めてしまうよ。
予告編YouTube
これだけの役者を配し、結構なストーリーで面白いのに、ヒットせず。なので、本当に、日本でも情報が少ないね。まずは、予告編の1分ちょっとで、ハードボイルドな気分になろうぜ。
全編を覆うハードボイルドなセリフの数々
トラボルタ演じる探偵カーソンのセリフが、結構良い。ほとんどが、独白となるが。それが、全て、レイモンド・チャンドラーのセリフを持ってきている。そう、俺は読んだな。
最後のあたりでの探偵カーソンの言葉は有名だ。
To say goodbye is die a little.
さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ
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