成り上がりとしての新堂冬樹
『成り上がり』と言えば、矢沢でしょ?
ん?その人だけではないだろう。結構いるぞ?
誰、誰??
成り上がりと言えば、矢沢永吉だ。自分で、『成り上がり』題名の本を出しているから、そのものズバリの人になる。凄いのは、スターに成り上がってから、今までの長い月日そのままトップでいることだ。成り上がりは、往々にして、簡単に、成り下がる。そうでないところがグレートだ、YAZAWA。ちなみに、成り下がりという本はない。この本名で出しても、売れそうな気がするけど。
YAZAWA以外の成り上がりで近頃気になる人は誰だろう。3人いる。里中李生(りしょう)と与沢翼と新堂冬樹だ。3人知っているかい?今日は、この中の小説家兼ビジネスマンの新堂冬樹に触れておこう。
小説家の新堂冬樹
まず、新堂冬樹は知る人ぞ知る作家だろう。まだ若いのに、かなりの作品を出版している。小説のジャンルが広くて、そこにまずは驚きます。食わず嫌いの人も多いかもしませんが、読んでみると、これが意外と面白い。内容がくだらなくないのです。決して、サラ金の怖いおじさんではないのです。肌の黒いヤクザな小説家ではないのです。これは間違いないです。純愛系や動物愛に満ちた作品からノワール系の怖いお兄さん達の小説までと、その小説分野の範囲が広い。かなり、珍しい作家です。
10代の頃から闇金融で働いていたこともあって(現在も金融業をしている?)、裏社会を描いたノワール小説を書かせたら、誰にも負けない。だって、裏を知り抜いているのだから。自分でも自分の小説作品を「白新堂と黒新堂」と区分けしている。芸能事務所も経営しているらしい。ビジネスマンの新堂冬樹へのインタビューがありますが、結構、ノワール系の迫力ありますよね。本人。怖いもの見たさ??
ビジネスマンとしての新堂冬樹
新堂冬樹は自分のエッセイ『成り上がり処世術』まで出している。これを新堂は、限界ギリギリの仕事術をつめこんだ作品だと言っている。そう、野心と夢を実現させる成り上がりたい男のためのエッセイ集と言えようか。ここに、結構細かく新堂流の成り上がり手法が具体的に提示されているので、読んでみるのも良いだろう。他にも、新堂流のノワール系成り上がりのためのエッセイや女性を口説くノウハウ本がある。
ワルとしての新堂冬樹
この人の小説やハウツーものは結構しっかりしていて、悪の手先のものではありませんから、ノワール系の世界を知って悪をしっかり把握するためにも、読んでおいた方が、自分の視野が拡がる気がします。えり好みをしないで、自分の知らないというか知ると怖い分野にも、心の窓を開けてみましょう。幸せになるための何かを逆に知ることが出来るかもしれません。なんちゃって。
作品と人については、以下をご参照願います。新堂冬樹のオフィシャルブログは現在お休み中らしいですが。
https://booklog.jp/author/新堂冬樹
ちなみに、手相での『成り上がり線』があるって、知ってますか?
コメント