自分より大事に思える人がいる
誰かのために、なにかをする、とか、誰かのために祈るとか、結構メンドクサクありませんか?
しかし、それだと、高倉健さんにはなれませんよね。
他人のために生きる。
その心持ちが体の真ん中に通っている人って、凄いですよね。
そんなところに、人は感動する。
そして、自分もそうなりたいと思う。全く、無理だけど。気持ちだけは。
A LIFE~愛しき人~
キムタク
友情や愛情の基本は、誰かのために、無私無欲でうごけるかという一言に尽きてしまうだろう。
その反対局面には、そのような動きを全くしない偏差値高のエリート優秀医者がいる。
その大事な気持ちを持ち、人としてブレなく動くのが、叩き上げのボストン帰りの医者、キムタク(沖田一光役)なのだ。
10年の歳月を経て、日本の恩師の檀上病院に戻った時から、発生する事件の数々。
やはり、そこはキムタク。
やることはやるじゃないか、よ。
ここは、昭和の街。寿司屋の息子。
職人肌のドクター。
元恋人壇上深冬(竹内結子)が小学校の同級生である幼馴染の副院長の檀上壮大(浅野忠信)と結婚したその大きな病院に戻ってきた手術の名手、キムタク。
美冬に訪れる脳腫瘍の危機。愛しい人を救えるのか?
一挙一動が完璧なキムタク先生よ。
いろいろとこの時期スマップ関係であったが、役者としてのキムタクは、やはり、職人だよな。
役者としてのプロ根性凄いね。飽きさせないよ。ドラマを。
人のために、患者のために、どこまで動けるか?手術の前に、完璧を目指すために、どこまで、考え尽くせるか?そのあたりをしっかり押さえて演技が出来ていたね。キムタク、畏るべし。
凄い奴は凄いと言うことにしました、俺。
役者陣最高
キムタクの脇を固める役者連中が、今回も、結構良かった。
浅野忠信
浅野忠信は副院長で脳外科医役で、かなりのアクの強さを出していた。
悪役的存在なのだが、その心の揺れる変遷みたいなところを上手に演技をしていた。
菜々緒
浅野忠信副院長の愛人で、病院の弁護士役。悪女雰囲気満載で、浅野の名わき役的存在ですね。いいんじゃないの。このエチは。
ミッチー
第一外科部長であり心臓血管外科専門の医師役。ミッチーはキムタクのおこなう手術に少しでも危険があれば反対し、政治的な動きで医者の道を進むよくいるズルい系の人をこれもまた上手に演じているね。そして、浅野忠信の壇上壮大にも複雑な感情を抱いているという感じ。主人公キムタクを光らせているね。
松山ケンイチ
ミッチーと同じく、心臓血管外科医。関東外科医学会会長の父を持ち、ゆくゆくは「満天橋大学病院」を継ぐ2世医師。彼も、キムタクに対して最初は良い印象を持たずに、柴田にほのかな恋心を抱いている。彼の存在も、キムタクと病院の中の医者の世界を上手に描くのに役立っている。
木村文乃
一流のオペナース。今回のこのドラマでの逸材ですね。彼女は。単純に良かった。何なんだろう。彼女のキムタク先生をサポートするところが完璧だよね。とにかく、こんなナースがいれば、嬉しいよね。マジに。松山ケンイチが惚れるのも判るよ。
竹内結子
ヒロイン中のヒロイン。やはり、美しさ、半端なし。
竹内結子は、やはり絵になるねぇ。かなりのもんよ。
壇上記念病院院長の娘で小児外科医。沖田のかつての恋人。
愛しき人
このドラマは、いつもの医者のドラマとも言えるし、そうでないとも言える。だが、人気を集める医者は、どのドラマでも、孤高であり、 職人外科医であることが多い。
このキムタクもそういう先生だ。そして、患者の病気に対して、決して諦めることなく、 不器用ながら一途に向き合っていく。
彼は、病院で働く人々に 問いかけるのだ。その手術や医療行為を通じて。
愛、欲望、友情、嫉妬、プライドが渦巻く中、 ただ職人外科医として、「本当の医療とは何なのか」と。
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