自分は、AIロボットでの投資をしている。あの「THEO」だ。毎月、累投的に金を3万円ずつ投資しているだけで、自分はなにもしていない。あとは、ロボットが運用をしてくれている。しかし、今回、コロナショックがあり、先行き不透明であったため、現金に戻してしまったが、それまでの運用はナカナカのものであった。下手に、人間が感情に委ねながら投資をするよりは、良いのではなかろうか?そこで、今回のコロナショックで、THEOの投資アドバイザーが指摘してくれた危ない環境下での投資の仕方を整理して紹介することで、月3万の稼ぎ方各論の1つとして、ここに記録として残しておきたいと思う。
長期投資とは何をすることか?(長期投資の方法論)
長期投資とはリターンは高いがリスクも高い資産を投資対象として、将来のために長期間にわたって資産形成を行うこと。
効率的な長期投資のためには、
1.それに適したポートフォリオを構築し(a.国際分散投資)
2.そのポートフォリオに対する適切なメンテナンス(b.リバランス)
を継続的に行うことが必要になる。
国際分散投資
長期投資では国際分散投資により適切なポートフォリオを構築すべきなのです。世界の多様な資産に分散投資することにより期待リターンを上げリスクを低減することが可能になります。
世界は広く様々な成長の源泉が次々に出現しています。THEOは世界のあらゆる投資対象資産からETFを厳選した上でそれらを3つのポートフォリオに分け、それぞれに分散して投資を行っています。この、3つの分け方はファクター理論(この理論で有名なユージン・ファーマは2013年にノーベル賞を受賞しています)にもとづいており、高度な分散効果をもたらします。なお、これらの3つのポートフォリオは常時THEOによって監視され最適なものに維持されています。
リバランス
いったん構築したポートフォリオを放置しておくと資産価格の変化により各資産への配分比率が変化してしまいポートフォリオの効率性が低下する。そのためメンテナンスが必要になります。これがリバランス。
リバランスとは各資産への配分比率を元に戻すことです。THEOで考えると、グロース・ポートフォリオ50%、インカム・ポートフォリオ35%、インフレヘッジ・ポートフォリオ15%のポートフォリオを運用しており、市場の変動により、それぞれ40%、50%、10%に変化した場合、これを元の50%、35%、15%に戻すことです。
これは長期投資のもとでは、結果的に価格が上がった資産を一部売って価格が下がった資産を買うことにもなり、リターン向上に貢献することが検証されています。また、特に今回のようなショック時に威力を発揮することも分かっています。
リバランスでは投資対象資産の変動特性が違っているほど効果が高くなりますが、ファクター理論により変動性の異なる3つのポートフォリオの間でリバランスを行うと、リバランス効果が高くなる。
実際、今回のコロナショック直前にロボットのAIアシストがリバランスを発動しました。AIアシストはボラティリティが相対的に高まると検知した中国株式、メキシコ株式、インド株式のウェイトを下げ、日本株式、ヨーロッパ株式、米国株式のウェイトを上げています。
積立投資はなぜショックに効果的なのか?
国際分散投資とリバランスを長期投資の要として説明しましたが、この長期投資をさらにレベルアップするのが積立投資なのである。
しかし、投資するベストのタイミングを予測するのは不可能です。そこで、最善の策になるのが投資するタイミングを分散させること。
つまり、投資金額を少額にして時間をかけて投資するのです。
これは時間分散投資と呼ばれており、積立投資と同じことになります。これにより、投資タイミングの善し悪しをならすことが出来ます。少なくともワーストな投資タイミングを避けることができます。加えて、ショックが起これば、大きく低下した価格で追加投資することになり、その威力を発揮します。
感情のないロボットの良さ
投資で重要なことは短期のショックにあわてて反応しないことです。感情を入れない論理的なディシプリンを貫いた投資家にのみリターンという果実がもたらされるのです。主観的な人の相場判断を入れず、ロボットによるディシプリンのある投資で、コロナショックを乗り切って行きましょう。
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