禅の世界(1)-座禅総論で、呼吸法の手前まで勉強した。なので、今回は、座禅に必要な呼吸法に入りたいが。
その前に、呼吸法総論とヨガの呼吸法を知る。
呼吸法の各種
呼吸法は色々あるみたいだ。
それぞれの健康法において、呼吸法に違いが出てくるのだ。
ベースになるヨガの呼吸法をまとめた。
ヨガの呼吸法
ヨガにおいては、8つの呼吸法があるという。
腹式呼吸
息を吸うときに、お腹の出てくる呼吸法だ。
【息の仕方】
鼻から吸って鼻から吐く
【やり方】
①あぐらの形で座る
②両手をお腹に当てる
③鼻から吸ってお腹を膨らませる
④鼻から吐いてお腹を凹ませる
丹田呼吸
丹田呼吸法は腹式呼吸の分類に入るものだ。
【息の仕方】
鼻から吸って鼻から吐く
【やり方】
①楽な姿勢(あぐらの形)で座る
②鼻から吸って胸を大きく膨らませる
③息を止め、お腹を大きく膨らませる
④鼻から息を吐ききって
お腹をしっかり凹ませる
胸式呼吸
息を吸う時に、腹はひっこめたまま、胸だけを膨らませる呼吸法である。
息の仕方】
鼻から吸って鼻(口)から吐く
【やり方】
①楽な姿勢(あぐらの形)で座り、
下腹部を軽く凹ませる
②両手を肋骨に添える
③鼻から吸って肋骨の広がりを感じる
④鼻(口)から吐いて肋骨をしぼる
ウジャイ呼吸
胸式呼吸の分類に入るものである。
喉元への意識が大事なようだ。
【息の仕方】
鼻から吸って鼻から吐く
【やり方】
①楽な姿勢(あぐらの形)で座る
②喉元に圧力をかけながら
鼻から息を吸い、胸を膨らませる
(肋骨の広がりを感じる)
③喉元に圧力をかけたまま、
鼻から息を吐ききる(肋骨をしぼめる)
カパラバティ呼吸
やはり、胸式呼吸の分類に入る呼吸法。
息を素早く・力強く吐くことが大事。
【息の仕方】
鼻から吸って鼻から吐く
【やり方】
①楽な姿勢(あぐらの形)で座る
②お腹を凹ませ、力強く鼻から息を吐く
③力を抜いた時に、鼻から自然に息を吸う
④②と③を1~2秒に1回のペースで繰り返す
火の呼吸
カパラバティ呼吸と同じだから、胸式呼吸の分類となる。
回数を多くやるのが特徴。
【息の仕方】
鼻から吸って鼻から吐く
【やり方】
カパラバティ呼吸と同じ
①1秒に1回のペースで20回行う
②1秒に2回のペースで20回行う
③最も早いペースで20回行う
片鼻呼吸
【息の仕方】
鼻から吸って鼻から吐く
【やり方】
①右手の人差し指と中指を中に折り曲げる
②親指で右鼻を押さえ、左鼻から息を吸う
③残りの指で左鼻を押さえ、右鼻を開いて吐く
④反対側も同じように繰り返す
シータリー呼吸
【息の仕方】
口から吸って鼻から吐く
【やり方】
①楽な姿勢(あぐらの形)で座る
②舌をストローのように丸める
③口から息を吸う
(空気の冷たさを感じる)
④鼻からゆっくり吐く
この中の「丹田呼吸法」が座禅の呼吸法のベースになるようだ。
しかし、どうも、この腹式呼吸に関しては、かなり、細かくなっているようなので、なかなか難しいのである。次回、上手に、説明が出来るだろうか?
次回、その点につき、頑張って、整理していこう。自分の為にも。
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