円と3要素の連動:運とツキ(2)

運とツキ

変化と流れ

前回、運の流れ等について、記載した。今回は、その続きで、運の総論とツキの流れについて、書く。

賭け事師達でレベルの高い連中は、運もツキも、流れと変化の中で考えていたことを前回指摘した。彼らは、ツイテイル日もあればツカナイ日もあるとして、そこを淡々とかわしていた感じがあった。阿佐田哲也に至っては、確か、ツイテイル日が数日続くと、本気でツカナイ日が巡ってくると言って、家から出なかったそうだ。これは真実らしい。これは極端にしても、彼らの経験則には、運もツキも変化の中で自分に関係してくることは一致していた。

その中で、その変化や流れの軸をどう見ているかが大事な気がしてきた。

優秀な博打打ちは、その姿勢や心根が意外と柔軟な感じがします。決して、硬直的ではない。ゴツゴツしていない。柔らかくて、温和な感じがあります。何故かと言われても、それはわかりません。ピリピリしておらず、高圧的でもありません。彼らは、そこに至るまでにかなりの修羅場を渡っているので、最後にこういう感じになったのかもしれません。もしかしたら、その途中途中では、物凄いスゴみのあるお顔や姿をしていたのかもしれません。しかし、賭け事の名人になった今では、少なくとも、何の緊張感も感じさせません。

もしかしたらですが、彼らは、人生を直線のように考えておらず、円として捉えているために、このような「佇まい」になるのかもしれません。勝っていようが負けていようが、それはただその時の運とツキ。巡り巡ってくる同心円の中に運とツキが流れているのだから。焦ることも恥じることもなく、ただ淡々と勝負に向かうしかないという感覚を持っているのでしょうか。ただ、その運とツキを誰よりも早く見つけ出す感性を持っているに過ぎないと。分かっているのかもしれないような気がしてなりません。なので、温和な飄々とした表情になるのでしょうか?

円とは何でしょうか?直線はただただ真直ぐに終わりに向かっていくもの。そこに出てくる喜びや悲しみは一過性のもの。そこだけで終わるという感じなのかもしれません。これが円になると、喜びは確かに起こったが、その反対側に悲しみが必ずあるとか、その逆もそうだとかの連関性の中で、捉えることが出来るということなのだろう。そんな感じで、勝負師達は、仮に負けや苦しみが多くても、その向こうには勝ちや喜びがあると円的に感じて、気楽な気持ちに一瞬でもなれるから、穏やかな表情を持っていられるような感じがします。

運とツキを感じる力

運を求める人には運は来ないという。宝くじのみを当てようとしている人には宝くじは来ないという。運やツキを意識し過ぎると運もツキも来ない。運よ来いと念じているだけで、運が来るのであれば世話はない。

運の素材を日々見つけている人に運の方からやってくるという。運を当てにせず、運に選ばれるように日々、工夫と努力を重ねている人に運はやってくるという。それでは、運の素材とは何だろう?

運の素材

運の素材というから、それは何か物質的なものかといえば、そんなものではない。その人が持つ運に向かう工夫や努力の積み重ねのことだ。

ならば、自分の中にどのようなスタンスを持てば良いのだろうか?そのスタンスの持ちようによって、自分の中にその運の素材を得れる工夫や努力が実ることに繋がるのである。そのスタンスには3要素があるという。「相互感」・「全体感」・「時の感覚」である。

相互感

人と人との関係。言い古された感覚であるが、やはり運を呼び込むスタンスには絶対欠かせないものだ。人と人との関係を良くしていこうとする感覚がある人には運の方で向いてくるという。優秀な勝負師達は勝手に孤独な訳ではなく、人との関係を意外と大事にしていることは知っておくべきだろう。

全体感

人は何かをするときに1つのことや一極に集中してしまうが、ここは個に集中しながらも全体を俯瞰してみるスタンスを常に持っていることが大事なようだ。勝負師は個としているようで全体を常に観て勝負に挑んでいることが、映画や小説やエッセイ等に結構描かれているのは、そういうことなのだ。

時の感覚

世の中のモノが全て変化し流れ動いていることに対応していくためには、常に「時の感覚」を磨いておかなくてはならない。日々の暮らしの中で、時を疎かにするようなことがあってはいけない。出遅れることも約束に遅れることも日々の暮らしの些細な中でしてはいけない。「時の感覚」の優れた人になることが運の素材を呼び込む大事なスタンスの1つである。

3要素の連動

運を自分の中に呼び込むための大事と思える「相互感」・「全体感」・「時の感覚」の3つの要素を上手に繋げて連動させることが出来る人が、運とツキに恵まれる自分を作り出せると言います。

要は、ここでも、当たり前のことですが、自分で運の流れを作ることということになりますね。それでも、勝負師達の運とツキを巡る流れや自分の作り方が少しでも整理できたのは良かったかなと思います。これで、自分を鼓舞して、運とツキの波動を上昇させようではありませんか?

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